ちゅんすけが来た日(1)

FI2260824_0E.jpgコンビニの前の植え込みで
ちゅんすけを保護した日のことは、大げさかもしれませんが、恐らく一生忘れられないでしょう。

平成17年7月24日、日曜日。

この日は、(●゚ θ ゚) 母と博物館へ行き、クルマを事務所の駐車場において、帰宅しようと、夕方の駅前通りを二人で歩いていました。

コンビニの前にさしかかったとき、ゴミだらけの植え込みを指して、(●゚ θ ゚) 母が「すぐ近くで鳥の鳴き声がする!」と、植え込みの中をのぞきこみました。
植え込みの中は汚くて薄暗く、よく見えないので、車道側からしゃがみ込んでのぞくと、黒くて丸いものが、チュンチュンとかん高い声で鳴きながら、よちよちと動いていました。小鳥のヒナのようです。
私が手を突っ込んで、「おいで、おいで」と声をかけると、なんと小鳥は、ピョンと手に乗ってくるではありませんか!
軽い気持で、手を突っ込んでみただけでしたから、これには驚きました。手に乗ってくることがなければ、私たちはそのまま、家路についていたことでしょう。

手を引き寄せて小鳥を見ると、曲がりなりにも羽毛の生え揃った、巣立ち直後のスズメのヒナでした。
スズメのヒナが、巣を離れてからも、しばらくは親鳥に餌を貰って暮らすことは知っていましたので、連れて帰って良いものかどうか、一瞬迷いました。親鳥が近くにいるかもしれません。
チュンチュン鳴いていたのは、きっとお腹がすいて、親鳥を呼んでいたに、違いありません。親鳥はどうしたのでしょうか。人通りが多いところにヒナが迷い込んでしまったので、近づけないのでしょうか。それとも、はぐれてしまったのでしょうか。

この子を育ててやろう!
しかし、周りの環境を見ると…6車線道路に面した、しかもコンビニのまん前の不潔な植え込みです。夜中でも車や人通りが、絶えない場所です。コンビニの並びは飲食店ばかりで、生ゴミが多いため、朝方は野良猫がうろついているところも何度か見たことがあるくらいです。
おりしも、コンビニから、ガラの悪そうな若者たちが、どやどやと出てきました。

あんな若者につかまったりしたら…。
野良猫に食べられたりしたら…。
クルマにひかれたら…。
恐ろしい場面ばかりが、次々と思い浮かんできます。

自分も、スズメにとっては恐ろしい人間であることを忘れて、両手でヒナを包みながら、走って事務所にとって返しました。
よし、何とか育ててやろう!

まずは、自宅までヒナを運ぶ入れ物が必要です。事務所にあった小さなダンボール箱にティッシュを敷き詰め、フタには穴を開けて針金を通し、2キロほど離れた自宅まで、タクシーをおごって帰ることにしました。
入れ物を作っている間、ヒナは(●゚ θ ゚) 母の指の上に留まって、ふくふくとふくらみながら、おとなしく待っていました。もしかしたら、人に飼われていたのかな? と思うくらい、人を恐れませんでした。

一枚目の写真は、帰宅直後のヒナです。緊張して固まっていましたが、フタを開けて、しばらく静かにしていると、呪文が解けたように、突然きょろきょろと周りを見回しだし、ピョンと箱のフチに出てきました。
とりあえず大丈夫のようです!
現在時、18時。

FI2260824_1E.jpg命名「ちゅんすけ」

育ったらいずれ放鳥するにせよ、一緒に暮らすにせよ、責任を持って面倒を見てやろうと思いましたので、名前をつけることにしました。
特に悩むこともせず、単刀直入に「ちゅんすけ」。
さっそく(●゚ θ ゚) 母も、「ちゅんすけ、いい子だね」と、声をかけてやっていました。

こう書くと、のん気に構えていたように思われるかも知れませんが、とんでもない。
幼鳥は、数時間置きに給餌しないと、みるみる弱っていくことは、過去に文鳥やインコを育てて知っていましたので、なにはさておき、餌を食べさせなくてはなりません。時間との戦いです。この子を死なせることだけはしたくないと、私はえらくあせっていました。

幸いなことに、自宅近くの大型スーパーでは、ペット用品を豊富に揃えていましたので、むき粟と「育て親」なる給餌器、カゴはまだ早いだろうと、プラ製水槽、壺巣を購入。
早速むき粟を熱湯でふやかして、給餌器で口に持って行きますが、食べてくれません。

それどころか、ティッシュを敷いた水槽も嫌なようで、今まで無表情だったちゅんすけが、にわかにおびえた顔をしだして、水槽から飛び出そうとするのです。
無駄な買い物になってしまいましたが、ちゅんすけのためなら、なんでもしてやりたい気持ちでしたので、再びスーパーに出かけて、中型のカゴ、それに小松菜を買ってきてやりました。

息を切らせて帰宅してみると、ちゅんすけは(●゚ θ ゚) 母の指の上に留まって、うつらうつらと眠っていました。
(●゚ θ ゚) 母もつられて、座ったままうつらうつらしています。微笑ましい光景に、少しだけホッとしました。

2枚目の写真は、ピンボケですが、水槽から出てきてしまったちゅんすけを、指に留まらせているところです。
時刻は18時50分、きちんと食べさせてから、寝かせないといけません。

(●゚ θ ゚) 父

(つづく)
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プロフィール

ちゅん父

Author:ちゅん父
カミサンの(●゚ θ ゚) 母と二人で、スズメのちゅんすけとひなちゅんに振り回されながらも、ますますちゅんどもに魅せられていく親バカな日々…。
閉鎖されたDoblogから引っ越してきました。

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